三重県伊勢市の医療法人なかの歯科院長のブログです

伊勢地区歯科医師会 学術講演会

2011年11月13日
伊勢地区歯科医師会 
平成23年度 学術講演会(伊勢市)


東京都ご開業 宮地建夫先生
『経過から学んだ欠損歯列の読み方』

宮地先生は、沢山の長期経過症例から、歯の欠損がどのような経過をたどって進行していくのかを「咬合三角」という表で分かりやすく示す方法を発明した、高名な先生です。
上の写真は、1人の患者様の欠損歯列が33年かけて進行して行った模様です。

「咬合三角」は、Eichnerの分類同様に学会等で咬合状態を評価する際によく用いられ、私も研修会や学会発表時に使用させていただいております。

患者様の現在の欠損歯列がどの段階なのかを「咬合三角」で客観的に診断、把握し、我々歯科医師がどの時点で介入して咬合崩壊の進行を止めるべきなのかを的確に把握することが重要とされております。

宮地先生はとても気さくなお人柄で、私が疑問に感じていた多くの事柄に対して明確にお答えいただき、大変有意義な講演会でした!!